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ふくらはぎが張る・痛い!

ふくらはぎがパンパンに張って、足が太く見えたり不快感を覚えたりした
経験はありませんか?
ふくらはぎはむくみやすい部位の一つであり、
多くの方がふくらはぎの張りを経験しています。



■ 痛みの原因とは?

① 筋肉痛
ふくらはぎの痛みで多い原因が、筋肉痛です。
ふくらはぎの筋肉痛は運動によって傷ついた筋繊維を修復しようとするときに起こります。


② 肉離れ
筋肉に力が入って収縮しているときに、引き伸ばされるような強い力が加わると起こる
筋肉の部分断裂になります。
スポーツ中に起こりやすく、急に方向転換して走ったり、跳ねる・ステップするなどの
瞬発的動作の際に筋肉が強く伸ばされ損傷し、肉離れを起こします。


③ こむら返り
こむらとはふくらはぎのことで、こむら返りはふくらはぎがつることです。
筋肉が収縮してけいれんが続き、強い痛みを感じます。
立っていられずしゃがみこんでしまうこともあります。
昼間に起こるこむら返りは、脱水・肝硬変・糖尿病・甲状腺機能低下症・
腰部脊柱管狭窄症などの腰椎疾患、下肢静脈瘤などによって起こっている可能性もあります。


④ 下肢静脈瘤
静脈の中で、血液を送るポンプの役割をしている静脈弁が壊れ、
血液が正常に流れない状態になります。静脈にぼこぼことコブができ、
痛みやこむら返り、皮膚の変色などの症状があります。


⑤ 閉塞性動脈硬化症
足の動脈硬化が原因で、ふくらはぎに血流障害を起こしてしまいます。
ふくらはぎの血管が狭くなったり詰まったりし、
何もしていない状態でも痛みが現れます。


⑥ 坐骨神経痛
腰から足にかけて伸びている坐骨神経が腰の骨などで
圧迫されている状態です。初期症状では、立ち上がる場合などに
下半身に痛み・しびれを感じる程度ですが、
徐々に立ち上がれない・歩けない状態になります。


■ むくみによるふくらはぎの痛みが?

ふくらはぎがむくんでいる原因は、血流が悪くなっています。

□ 立ち仕事
□ ふくらはぎの筋力が弱い
□ 塩分の摂りすぎ
□ アルコールの摂りすぎ
□ ミネラル不足
□ 水分不足
□ 冷え



■ ふくらはぎの張りを和らげる方法は?




● 水などで冷やす
肉離れの場合、まずは痛めた部位をアイシングし、圧迫することが重要です。
アイシングする際は、氷や冷却パックを使用し炎症が治まるまでは安静に過ごしましょう。
このとき、氷を肌に直接触れさせないようにし、保護のためにタオルなどで巻きます。
その後、包帯やテーピングなどにより圧迫します。
ただし、血流を完全に遮断しないよう圧迫のしすぎには注意が必要です。
また、痛めた部位を無理に動かすとよりダメージを与えてしまい可能性があります。
できるだけ動かさないよう安静を保ちましょう。
可能であれば、炎症が治まったら肉離れが悪化してしまわないようにテーピングをして固定します。
ただし、歩くと痛い場合は無理に動かず、医師の診断を受けましょう。


● 軽い運動やストレッチ
ふくらはぎの筋肉をつかう運動やストレッチをすると、血液循環がよくなり、
停滞していた血液が過剰な水分や老廃物とともに流れるため、むくみやだるさの改善に役立ちます。
その場で足踏みしたり、あお向けに寝て両手両足を上にあげて、ブルブル小刻みにふるわせるなどの
エクササイズを試してみましょう。
また、椅子に深く腰を掛けて、手で椅子をつかんで身体を支えながら両足を浮かせて伸ばし、
つま先を上下させるストレッチもおすすめです。


● マッサージ
ふくらはぎに溜まったリンパ液を、心臓に向けて戻すにはマッサージを行うとよいでしょう。
方法は、指先に力を入れずに、手のひらで優しくなでるようにして、
リンパ液を流しましょう。ふくらはぎを包みこむように両方の手のひらを密着させて
足首からひざ裏に向かってなで上げます。


● 食習慣の改善
むくみの原因となる塩分を輩出するのに役立つ、カリウムが豊富な食材を取り入れましょう。
ほうれん草、小松菜、さつまいも、アボカド、バナナ、昆布、ひじきなどがオススメです。
もちろん、塩分の多い食事や、スナック菓子などを控えることも大切です。


● 弾性ストッキング
弾性ストッキングは、足を圧迫する特殊な編み方で作られている医療用ストッキングです
ふくらはぎの筋肉を圧迫することで、血液の流れを促進し、むくみを軽減します。
できれば病院で医師の指導のもと、適切に着用を行うことで、よりむくみが軽減されやすくなります。


● 足を高くする
足を高くすることで血液を促進して、ふくらはぎのむくみやだるさを軽減することができます。
足の下にクッションや座布団などを敷いて、心臓より上の位置になるように調整します。
就寝時に行えば、寝ている間にむくみを改善するのに役立ちます。
これらのセルフケアとともに、十分な睡眠をとり、足を冷やさないことも心がけましょう。



■ まとめ

ふくらはぎに痛みやむくみ・だるさなど違和感を抱いても、
つい筋肉痛やこむら返りだろうと思いがちですよね。
けれど、ふくらはぎは「第二の心臓」ともよばれるほど重要な働きをしているパーツです。
ふくらはぎの張りや痛みが気になる場合は、ぜひ一度ひまわり整骨院にご相談ください。
ふくらはぎの張りや痛みの改善を目指し、健康な身体を目指しましょう。