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女性と反り腰

人間の背骨は首から背中、腰にかけて自然にS字カーブした状態を保っており、
重い頭をはじめとした上半身を支えるためのクッショ
ンになっています。

反り腰の場合、骨盤の内側から腰の骨の前側についている筋肉「腸腰筋
の柔軟性がなくなり、萎縮している状態になっており、
腰の骨が前に引っ張られることで骨盤は前へと傾いてしまいます。

そうなると体はバランスをとろうとするため、胸を張ったような姿勢になります。
一見背筋が伸びて見えますが、
腰の筋肉や背中の筋肉はいつも緊張し使い続けていることになり、
余計な負担がかかっているので、身体にとっ
てとても良くない姿勢です。

反り腰は、誰にでも反り腰になる可能性はありますが、男女で比べると
女性のほうが多い傾向にあるようです。

特に妊娠・出産経験のある女性は、妊娠中の大きなお腹を支えるため姿勢が変化し、
出産の際には骨盤が開きます。

産後、骨盤は徐々に閉じてはいきますが、妊娠中や産後の負荷などで骨盤が開いて
しまったままの場合、
その状態が続くと、
股関節痛や腰痛だけではなく、
肩こりや自律神経の乱れなどの不調を引き起こしやすくなります。
また脂肪や腸が下垂しやすくなりぽっこりお腹の
原因にもなってしまいます


反り腰のセルフチェック

背中を壁側にして、いつもどおりの姿勢で立ち、姿勢をキープしたままで、壁につくまで
後ろに下がる。

このときに後頭部、おしり、かかとが壁につき、腰と壁にげんこつ1つ分くらいのスペース
がある場合、反り腰と判断できます。

正しい姿勢である場合は、後頭部とかかとがきちんと壁に付き、
と壁の間のスペースは手のひら1枚分程度になります。

仰向けになった状態でチェックする場合は、床と腰の間のスペースで反り腰かどうか判断します。
床と腰の間に手を入れてみて、すき間が手のひら1枚分くらいであれば、特に問題はありません。
しかし、すき間が大きいなら、腰がグッと反った状態にあるということなので、反り腰と判断できるでしょう。
また、仰向けの姿勢で足を伸ばすと腰痛があり、ヒザを立てると楽になる場合も反り腰の可能性が高いです。


反り腰は日々の生活の姿勢のクセが原因となっていることが多いので、日常生活から
気を付けていくことが大切です。

綺麗なS字姿勢を保つには、腰に負担をかけない習慣を積み重ね、ストレッチをするのがおすすめです。
また、
ずっと同じ姿勢にならないよう、ときどき体勢を変える時間もつくるようにしましょう。
反り腰を改善する習慣を身に付け、反り腰からくる不調の根本的な改善を目指してみましょう。





反り腰さんの改善に効果的な方法を紹介します。
反り腰の予防&改善にもっとも大切なことは、姿勢や体の使い方を気を付けることです。

みぞおちを引き込む姿勢を意識
身体のゴールデンラインという言葉をご存知でしょうか?
身体を横からみたときに、耳から肩、骨盤、くるぶしが一直線に整っている状態のことをいいます。
反り腰の方は理想の重心位置よりも前方にありますので、
少し重心の位置を後ろに持ってくる意識をし、肋骨が前に出ないように、
つねにみぞおちを引き込む姿勢を意識す
ると良いでしょう。


腹式呼吸をする
肋骨が広がっていると胸式呼吸になりやすいので腹式呼吸を意識します。
みぞおちを引き込んで筋肉のバランスを整えると同時に、インナーマッスルを
動かして鍛えることができます。




反り腰に効果的なストレッチをする
骨のゆがみや筋肉のこわばりなどがあると、姿勢にも影響を与えます。
ストレッチで全身をゆるめ、背骨や骨盤を正しい位置に保てる
ようにしましょう。

片膝を立ててのストレッチ

1. 片膝を一歩前に出し、
腰、頭頂までまっすぐに保ち、片膝立ちになる。

2.お腹に軽く力を入れながら骨盤を前方へ移動させる。
              ※このときに腰は反らさないように注意しましょう。

3.股関節の付け根の筋肉が伸びた状態を10秒間保持。

4. 元の姿勢に戻り反対側も実施する。




あお向けでのストレッチ
1.両手で片膝を抱え込み、もう片方の足は真っ直ぐにする。
2.抱え込んだ片膝を体に近づけ、その状態を20〜30秒キープする。
3.足を元に戻し、反対の足で同じ手順を行う。
         ※このときに伸ばしている足の膝裏が浮かないように注意しましょう。

反り腰はすぐに痛みを起こすことは少ないため、気づかないうちに少しずつ生活に影響を及ぼしていきます。
反り腰かもしれないと感じたら、今回ご紹介したストレッチやプチ習慣を取り入れてみましょう。



ひまわり整骨院では分かりやすい説明とソフトな施術で骨盤を正常な状態に戻していく施術を行っています!
痛みや悩み、不安があれば、ぜひご相談くださいね!